ラグドールの5歳の男の子、あんじゅ(通称:アンさん)の闘病記録🐱
猫のアジソン病(副腎皮質機能低下症)確定診断日から11週目の記録です。

前週に毎月の定期注射(”パーコーテンV”)を終えたばかりなので、スケジュール上は「最も体調が安定し、元気に過ごせるはずの時期」です。
でも現実は、、、
定説とは真逆の不穏なサインを次々と発信し始めました…。
数ヶ月続くデフォルト状態だった下痢の急激な頻発、右腕の痙攣、そして気力の消失。
さらには、のちの緊急入院へ繋がる「黄色すぎる尿失禁」の始まり。
長期介護の日常化によって見落としそうになる、アジソンクリーゼ(急性虚脱)前夜のリアルな兆候と行動について、注意喚起を込めて詳細に記録していきます。
アジソン病についての説明や、診断確定前の暗黒期の衰弱についてはこちら👇
※おトイレ関係の描写があります。
- 1 診断確定後11週間目の記録
- 1.1 11週目day1:パーコーテンV処置直後の違和感|高頻度な泡よだれと日常化する下痢
- 1.2 11週目day2:よだれ症状の継続|特筆事項のない平穏の裏で進む異変
- 1.3 11週目day3:浴室の床での臥床|気まぐれに見える「不調時のサイン」
- 1.4 11週目day4:下痢の頻度が急増|日常化していた消化器症状との見極めの難しさ
- 1.5 11週目day5:右肩から右腕にかけての部分痙攣|強制給餌時・歩行時に出現した新たな兆候
- 1.6 11週目day6:気力の消失とお尻拭きへの無反応|トイレ時における下痢漏れの深刻化
- 1.7 11週目day7:ベッド上での失禁発生|下痢と見紛う濃黄尿の検出と危機感のタイムラグ
- 1.8 11週目を振り返って
- 2 “パーコーテンV”の効果持続期における下痢頻発と「痙攣(けいれん)」の病態リスク
- 3 闘病の日常化がもたらす盲点:浴室の床選びと「お尻拭きへの無反応」という危険信号
- 4 下痢と見分けがつかない「濃い黄色い尿」:失禁の初期発生時における飼い主の心理
- 5 11週目まとめ:薬効期という安心感の崩壊。入院前日に見せていた最後の警告
診断確定後11週間目の記録
11週目day1:パーコーテンV処置直後の違和感|高頻度な泡よだれと日常化する下痢
- 1:40 泡よだれ
- 2:10 泡よだれ
- 3:00 豚バラ20g? (強制給餌):脂質摂取のため、獣医師の指導の元。
量は眠くて記憶が曖昧。 - 8:30 泡よだれ
- 8:30 下痢🚻
- 9:00 豚バラ19g (強制給餌)
- 10:00〜15:30 浴槽の蓋の上で過ごす。自発的に降りて出てきた。
- 15:30 泡よだれ :リビングに戻ってから。
- 15:40 豚バラ20g (強制給餌)
- 17:35 泡よだれ
- 17:35 下痢🚻
- 20:50 投薬💊(プレドニゾロン/グルココルチコイド)
- 20:50 豚バラ20g (強制給餌):食べ始めてから泡よだれを出したので、胃液由来じゃないかも。
11週目day2:よだれ症状の継続|特筆事項のない平穏の裏で進む異変
- 4:00 泡よだれ
- 4:10 豚バラ22g (強制給餌):脂質摂取のため、獣医師の指導の元。
- 11:45 豚バラ20g (強制給餌)
- 11:50 泡よだれ
- 13:00 液体下痢🚻
- 14:25 泡よだれ
- 15:00〜17:00 一緒にお風呂
- 22:30 投薬💊(プレドニゾロン/グルココルチコイド)
- 22:30 豚バラ20g (強制給餌)
- ※数日前からささみは舐めもせず、砂をかけるような仕草をする
11週目day3:浴室の床での臥床|気まぐれに見える「不調時のサイン」
- 11:00 豚バラ19g (強制給餌):脂質摂取のため、獣医師の指導の元。
- 14:30〜16:20 浴室で過ごす。蓋の上ではなく、浴室の床で寝ていた。
- 16:25 泡よだれ
- 16:30 豚バラ18g (強制給餌)

11週目day4:下痢の頻度が急増|日常化していた消化器症状との見極めの難しさ
- 3:00 投薬💊(プレドニゾロン/グルココルチコイド)(前日分)
- 3:00 豚バラ19g (強制給餌):脂質摂取のため、獣医師の指導の元。
- 8:00 豚バラ19g (強制給餌)
- 8:10 削り節:ご褒美
- 午前 下痢🚻
- 15:40 下痢🚻:クリームイエローのペーストに茶色の油?がマーブル状に混ざる。
- 19:45 投薬💊(プレドニゾロン/グルココルチコイド)
- 19:45 豚バラ21g (強制給餌)
- 22:30 液体下痢🚻(ペースト)
11週目day5:右肩から右腕にかけての部分痙攣|強制給餌時・歩行時に出現した新たな兆候
- 8:00 液体下痢🚻(ペースト状)
- 8:30 豚バラ21g (強制給餌):脂質摂取のため、獣医師の指導の元。
- 午前? 下痢🚻:私が寝てる間に。お尻の汚れから判明
- 14:35 豚バラ17g (強制給餌)
- 15:00〜16:30 一緒にお風呂
- 20:30 投薬💊(プレドニゾロン/グルココルチコイド)
- 20:30 豚バラ18g (強制給餌):やはり食事中右腕痙攣あり。
2〜3g程度なら痙攣はなく、4〜5gを超えると痙攣が出る?かも。
腕先ではなく、肩の方から起きている。
食後、歩いてる際は大きな痙攣はないものの、右腕〜右肩に細かな痙攣あり。 - 22:45 液体下痢🚻(ペースト状)
- ※2〜3日くらい前から下痢がかなり酸っぱい香りが強くなった。
→回数が増えたから? - ※給餌の時や、歩いている時に右腕が痙攣する。常にではないが。たぶん今日から。給餌の時は高確率で起こる。
11週目day6:気力の消失とお尻拭きへの無反応|トイレ時における下痢漏れの深刻化
- 4:00 液体下痢🚻(ペースト状)
- 7:45 豚バラ20g (強制給餌):脂質摂取のため、獣医師の指導の元。
- 7:50 削り節:ご褒美ほんの少し
- 11:10 液体下痢🚻(ペースト状)
- 13:50 風呂水(お風呂で流水を飲むこと)
- 〜17:55 洗面所で過ごす。
後半は1人で過ごし、自主的に寝室に戻った。 - 18:20 投薬💊(プレドニゾロン/グルココルチコイド)
- 18:20 豚バラ20g (強制給餌):右腕だけでなく左足も咀嚼時の痙攣あり。
- 18:25 削り節:ご褒美ほんの少し
- 23:10 下痢🚻:ほんの少量のみ。
少なすぎたせいか、砂に落とせず踵に落ちてしまう。 - ※最近はいつも寝室クローゼット前か、ベッドサイドテーブル脇の隅にいる。
が、私がキッチンにいる時は寝室ドアのところから見てる?かも。
一度そこからニャーン!🐱と呼びつけあり。
一度キッチンにも来てくれた。
私がソファにいる時はクローゼット前にいるか、寝室ドア手前のところにいる。 - ※数日前まではお尻を拭くのも嫌がって文句を言っていたのに、何も言わなくなってしまった。
下痢が増えて体力が落ちているのか、具合が悪いのか、それとも私が毎回お尻を拭きに行くからそういうものと諦めたのか。 - ※下痢の後にお尻を拭いてると下痢が少し漏れてくる。
- ※ささみは床に出しておいても一切食べない。匂いも嗅がず舐めず砂もかけない。
11週目day7:ベッド上での失禁発生|下痢と見紛う濃黄尿の検出と危機感のタイムラグ
- 1:55 下痢🚻
- 6:35 下痢🚻
- 〜10:35 ※久しぶりにベッド裏窓際で寝ている。やっぱり具合悪いのかも。。
→私がキッチンに行くとベッド裏からは出てきて、寝室ドア辺りからこちらを見ていた。 - 11:00 豚バラ20g (強制給餌):脂質摂取のため、獣医師の指導の元。
- 11:05 削り節:ご褒美
〜 14:30 洗面所・浴室で過ごす - 14:30 洗面所の布の上でお尻からうんちが少し漏れていた。
布につかない程度のタイミングで気付いた。
その後トイレには行かず。 - 〜16:30 下痢🚻:便失禁?かも。
私がキッチンにいる間は珍しくベッドで過ごしていたが、気づいたらベッドや手足が液体下痢まみれに。
固形物や泥状のものは一切なく、黄色の液体のみ。
シーツとベッドパッドだけでなく、マットレスにも染み込んでいた。 - 16:50 シーツを変えたりした直後はウロウロしていたけど、布団の上の毛布の上でひとりでふみふみして落ち着いた模様。
- 〜17:30 しばらくベッドの上で寝ていたけど、クローゼット前の床に移動した。
→ベッド裏窓際に。 - 19:00 ウェットフードの匂いを嗅がせたら出てきたが、ほんの少し舐めただけで食べず。
- 19:00 ウェット2.6g
- 21:05 ウェット1g
- 21:10 投薬💊 (プレドニゾロン/グルココルチコイド)
- 21:12 ドライも出してみたが食べず。
- 21:45 下痢🚻:ベッド裏から出てきてトイレへ。
- 22:00〜 ベッド裏で過ごす。
11週目を振り返って
まさかのアジソン病に必須であるステロイドホルモン剤の”パーコーテンV”が効かなかった…????
この時点では、薬が効かないなんてことはつゆほども考えていなかったのですが、、
薬効Maxであるはずの時期に、どんどん崩れていく体調に怯え続けていました。
ほんとうに、”死”が身近にある病気という感じ。
あとからだから言えることですが、私の脳はもうとっくにパンクして、介護疲労に負けていた気がします。
“パーコーテンV”の効果持続期における下痢頻発と「痙攣(けいれん)」の病態リスク
本来元気になるはずの、”パーコーテンV”の注射💉から、たった1週間でなぜ下痢が悪化したのか?
そして、アジソン病になってから初の「部分痙攣」が発生したのか?
まず前提として、毎日下痢、エブリデイ下痢、なので、下痢であることそのものはそこまで不安視していません。
ただ、1日当たりの回数が2回3回と増えていくのは、本来”パーコーテンV”の薬効消失時期に起きる症状のはず…😭
結果論としては、『1週間前に打った”パーコーテンV”がなんらかの原因により、効果が現れなかったから』なのですが、、、
薬が効かないなんて聞いてない!!!!😭
聞いてないよ!!!!!!😭😭
1週間前の”パーコーテンV”は、およそ35日ぶりの投与だったので、そこから薬が効かないままプラス1週間…。
そりゃ具合も悪くなるよ!!!!😡
って感じなのですが、、怒りをぶつける対象がない😭
そして肩〜腕の痙攣。
常に震えているわけではなく、最初は強制給餌のタイミングのみ?に現れていたので、ストレス?と思ったのですが、、
その後歩いている時にも確認できたので、どんどんと異常事態という現実に追い込まれていきました。
黄疸(肝不全症状)に伴う代謝異常などの定説に囚われず、とにかく「目の前の症状の重篤度」を優先して観察するしかないんですね…。
闘病の日常化がもたらす盲点:浴室の床選びと「お尻拭きへの無反応」という危険信号
他にもアンさんの様子が変わった点がありました。
猫が具合が悪い時特有の、
- 冷たい浴室の床で寝たがる行動
- いつもなら怒るお尻拭きに対して抵抗しなくなった(気力の喪失)
という、行動学的な危険サインもありました。
「いつも下痢だから」「注射したばかりだから」という認知のバイアスを外さないと気付けなかった猫の”生命力の低下”という最悪の結末。。
変わり者な私はバイアスには囚われにくいタイプではあるのですが、それでも、、
「注射したばかりで具合が悪くなるわけがない」
と、思いたかった、信じたかったんでしょう。。。。
バイアスに囚われたというより、現実逃避をしたかったのかもしれない。
アンさんの命がかかっているんだから、そんな現実逃避なんてしている暇はないし、そんなことしたくないのに、、、
『注射をしても効かないことがある』なんて、頭にこれっぽっちもなかったのです。。。

下痢と見分けがつかない「濃い黄色い尿」:失禁の初期発生時における飼い主の心理
11週目終盤に現れた尿失禁について。
ベッドでリラックスするアンさんのお尻〜後ろ足と、その周辺のシーツが真っ黄色に染まっていたんですね。
あまりにも鮮やかな濃いイエローに、私はてっきり”下痢状の便失禁”だと勘違いしました。
もちろん、普通の健康な猫ちゃんならば”便失禁”なんて一大事!!!ですが、、
アンさんはアジソン病の確定診断がされる前かな?に、ちょこちょこあったんだよね。
もちろん、今回ほど広範囲に〜というのはなかったけど。
でも、普通に考えたら下痢特有の匂いもしなければ、脂っぽい便なのにシーツはサラサラで、、冷静な脳であればすぐに”尿失禁”だと気付けたはずでした。
そして結果として、それがのちの重篤な黄疸を示す「濃黄尿の尿失禁」であったことに気付くのが遅れてしまいました。
アジソン病だとわかる前の最悪期では、便失禁のようなこともたまにあり、だからこそ、”慣れて”しまっていたのですが、、
これが”尿失禁”ならば、過去そんなことはなかったので、その日に病院に行くべきでした。
完全に介護疲労による脳の飽和状態(パニックや現実逃避)になっていて、現実を確認しているのに、脳がきちんと働いていなかったように感じます。
これらの経験を踏まえて、異変を認識した際は、
- 速やかに写真を撮る
- 即座に動物病院を受診すべきか確認の電話を入れるべき
だと、教訓になりました🥲
アジソン病診断前の最悪期も含め、悪い時ほど写真がないんですよね。。。
目の前のイレギュラーで頭がいっぱいで、写真を撮るっていう行動すら頭に浮かばなくなっていました。
11週目まとめ:薬効期という安心感の崩壊。入院前日に見せていた最後の警告
アジソン病11週目は、結果として翌日の緊急入院へと直結する、体内でのドミノ倒しのような悪化プロセスを辿る1週間となりました😭
- 定説の不成立:
“パーコーテンV”の投与直後であっても、下痢の急増や部分痙攣といった重篤な症状は起こり得る。 - 行動の変化:
浴室での臥床やお尻拭きへの無抵抗は、あくびの消失と同様に「極めて深刻な活動性の低下」を示す。 - 失禁の見落としリスク:
日常化する下痢に隠れて始まった尿失禁。介護の限界の中で、いかに客観的なデータを拾い上げるかという課題。
「注射をしたばかりだから大丈夫」という前提が、結果として初動を鈍らせる要因になりました。
私がもっと早くに気付いていれば、アンさんはもっと早く楽になれたのに。
アジソン病の管理の厳しさを痛感しました。
前提として、私は元々かなり細かい性格で、神経質なはず、、、毎日の細かい記録からもわかるように。
そんな神経質な私ですら気付けなかった、というべきか、
神経質ゆえに日々の生活で脳がキャパオーバーしていたと見るべきか。
この直後に訪れる、黄疸ピークでの緊急入院(12週目)の詳細記録もどうぞ👇