猫のアジソン病、注射(パーコーテンV)が効かず入院に。薬での管理が通じない原因不明の体調悪化

過去の記録記事を更新しようと思っていたのですが、アンさんが入院してしまいました。

アンさんの病気(猫には非常に珍しいアジソン病)については、こちらの記事からどうぞ。

診察前のだるそうなお顔のアンさん

アジソン病は生涯治ることはなく、常に投薬管理が必要で死と隣り合わせ(アジソン・グリーゼ)とはいえ、まだ診断を受けて数ヶ月です。

毎月の2種類のステロイドホルモン剤さえ投与していれば、”寿命まで普通に生きていける”なんて、幻想でした。

今回、治療薬である”パーコーテン(Percorten-V)”の注射の効果が現れなかったことが原因で、ひどい黄疸が出てしまいました。

注射が効かなかった今回の体調の悪化の仕方、治療や症状など、詳しく記録していきます。

最後に治療費についても載せておきます。

具合が悪くなると浴室に行きたがるアンさん

注射をしても元気にならず、日々悪化する体調

アジソン病の治療薬と選択肢

アジソン病の治療は、生涯続く投薬管理しかありません。

ステロイドホルモン剤である”ミネラルコルチコイド”、”グルココルチコイド”の2種類を投与し続けています。

”ミネラルコルチコイド”の投与方法は2種類あり、

  • 毎日の投薬
  • 月1回の注射投与

から選べる(選べない病院もあるかもしれません)のですが、アンさんは通っている院長先生の方針で”パーコーテン(Percorten-V)”の注射をしています。

パーコーテンVを投与しても元気にならない

いつもなら、”パーコーテンV”の注射をすれば元気が戻るアンさんが、今回の注射後はあまり元気になりませんでした。

”パーコーテンV”の効果は1ヶ月かけて徐々になくなっていくので、いつもなら投与後は元気で、2〜3週間すると徐々に体調が崩れていきます。

それなのに今回は注射後から元気が戻らず、どんどん体調が悪化していきました。

※おトイレ関係の描写があるのでお食事中の方は気をつけてください。

アジソン病になってからはほとんどずっと下痢をしているのですが、元気な時は下痢とはいえ1日1回のおトイレなのに、1日2〜3回になり、3〜4回になり、汚れたお尻を自分で綺麗にすることもできない状態になってしまいました。

好物すら食べない食欲の喪失

体調の悪化に伴い、食欲も失くなり、大好きなササミをあげても食べなくなりました。

”パーコーテンV”の効果が切れてくると、筋肉の動きが悪くなり、顎がうまく動かず、食べようとしても食べこぼしてしまってほとんど飲み込めない状態になるのですが、その時はまだ食欲はあります。

今回は『好物を食べる意思すら喪失』したので明らかに異常事態でした。

ぐったり動かず、寒くて狭い暗い物陰に隠れる最悪パターンへ

アジソン病の診断がつくまでの”最悪期”(と私が呼んでいるだけですが、骨が浮き死を覚悟する毎日だった頃のこと)と同じように、寒くて狭い暗いところに隠れるようになってしまいました。

アンさんは”最悪期”にはベッドの裏と窓際の狭くて暗くて寒い隙間や、普段なら横にならないはずの寝室のクローゼット前の床に横になっていました。

他には、うるさい双子たちは侵入禁止(アンさんの先住猫特権)である洗面所の物陰の床、浴室の床など。

今回もまた、この”最悪期”パターンで、普段なら居ないはずの場所ばかりで過ごす時間が増えてきました。

“最悪期”よりはまだマシなのか、常に隠れているわけではなかったので、私も少し様子見をしてしまい、更なる悪化を招いてしまいました…。

浴室の床でぐったりと眠るアンさん

トイレ失敗!トイレ以外での排泄が増える

綺麗好きであり、子猫の頃から何も教えなくても自分でトイレができるはずの猫。

そんな猫がトイレ以外での排泄をしてしまうのは、異常事態も極まれり…。

これも”最悪期”にあったパターンでした。

ここまで来ると、どんどん悪いパズルが完成していくような気持ち悪さがありました。

トイレ以外での排泄もリビングの床だけでなく、なぜか体調を崩してから一切のぼっていなかったソファの上など、不思議な行動もありました。

そして、ベッドの上で寝ていたはずの場所のシーツが広範囲、真っ黄色に染まっていました。

色だけで判断すると、最近ずっと酷くなっていた下痢っぽいのですが、シーツにはほとんど匂いもなく、下痢ならばあるはずのオイルっぽさもありませんでした。

そこで、私の中では”尿失禁”とほぼ確定しました。

病院に行くべきかの判断すら出来なかった恐ろしさ

こうやってひとつひとつの症状や変化を書き連ねていくと、動物病院に行くかを悩むなんて「どうかしてる。」と思われると思うし、今なら私もそう思います。

でも、情報が何もない猫のアジソン病との手探りの日々の中で、『”パーコーテンV”の注射が効かない』ことがある、なんて選択肢は私の中にはありませんでした。

注射をしたのに体調が悪くなっている。でも注射が効かないわけがない。でもどんどん弱っている。トイレの失敗はおかしい。でも動物病院に行くのも猫にとってはストレス。そんなふうにぐるぐると考えてしまい、判断が出来ませんでした。

混乱しながらも動物病院に電話で判断を仰ぐ

頭の中をぐるぐるさせながらも、やっぱり「おかしい」という感覚的な不安が大きく、いつもお世話になっている動物病院に電話して判断を仰ぎました。

診察に行った方が良いか?なんて聞かれても困るのでは…?と思ってしまっていたのですが、症状を伝えたところ、丁寧に確認してくださり、動物病院に行くことになりました。

今だから100%病院に行くべきだと私も思いますが、この時は本当にテンパっていたのか、看病の寝不足もあるのか、全く頭が回っていませんでした。

診察から即入院確定、酷い黄疸状態に

診察してもらってすぐ入院確定の診断

ここ数日の症状や、アンさんの体調からすぐに入院が決まりました。

病院に連れて行こうとした時に、アンさんの足〜お尻〜下腹部の白い毛が黄色く染まっていました。

また”尿失禁”っぽかったのですが、私が気づいた時には乾いていたことと、体力が落ちている状態では洗えないこともありそのまま連れて行っていました。

院長先生からは「下痢の色じゃなくて?」といわれたのですが、いつもの下痢の脂っぽさがないことから、”尿失禁”だろうと伝えたところ、黄色すぎるから、黄疸が酷いかもといわれました。

猫は毛むくじゃら(かわいい!)なので、黄疸がでても皮膚から分からず、判断が難しいようで、血液検査をすることに。

“尿失禁”になるよりも数日前も、いつも通り私がアンさんのおトイレシーンを観察(趣味です)していると、なんだかいつもより尿が黄色い?と思ったことをこの時に思い出しました。

そして、熱はないものの、脱水気味なことと、黄疸がひどいこと、”パーコーテンV”の注射が何故か効いていないだろう、ということから入院は確定になりました。

黄疸が酷くしばらく退院できないという宣告

検査を終えてから、入院のための点滴針をつけるため、先生から呼ばれてまた処置に入りました。

いつも院長先生に見ていただいていたので、きちんとお話しするのは初めてだったB先生。

テキパキと点滴針をつけるためのバリカンをかけながら、「黄疸が酷いからこの状態での入院は1〜2日で退院できることはない。」と言われてしまいました。

とにかく黄疸が落ち着かないと退院できないということ、今の状態が1〜2日で治ることはないこと、なるべく毎日面会にくるように。とのお話でした。

私が素人すぎて何も分からなかった間に、アンさんはそれだけ酷い状態になってしまいました。

診察前の待合室での異変

話は少し前後しますが、いつも待合室ではリュック型キャリーケースの蓋を開けても、リュックから出てこず、大人しく待っているアンさん。

この日は隙あらば逃走を図る。

心配性の私がリュックの中でもさらにハーネスをつけていて、ハーネスをリュック内に繋いでいるので逃走はできないのですが、とにかく何度でもチャレンジ。

リュックの中が嫌な気分なのかな?と思って、私の膝に乗せてみたりもしたのですが、そもそも膝や抱っこなんか大嫌い!な自立心の強いアンさんが大人しく膝に乗っているわけもなく…、隙あらば逃走を図る。

とにかく床に行きたいみたいなのですが、流石に床は衛生的に気になるので、リュックから出て待合室の椅子で妥協してもらう事でなんとか着地しました。

椅子の上では、時々逃走チャンスを狙ってはいるものの、横になって少し落ち着いてくれました。

元々大人しくて、外ではとにかくリュックに戻りたがるはずのアンさんが、逃走しようと暴れていたのは、それだけなにかしらの体調が悪かったから、床や椅子の冷たさ?を求めていたのかなぁ?と。

診察で熱を測ってもらった際に熱はなかったのですが、怠さ?とかが和らぐのかな…。

診察待ちで意地でもキャリーから出たかった模様

治療をしていれば健康に生きていけるのは幻想だった

ステロイドホルモン剤である”ミネラルコルチコイド”、”グルココルチコイド”の2種類さえ投与していけば、健康に生きていける。

なんていうのは幻想でした。

アジソン病確定診断からたった数ヶ月で幻想は打ち砕かれました。

今回”パーコーテンV”が効かなかったみたいだと言われましたが、効かなかった原因は不明です。

原因不明で命綱である薬が効かないということは、まだ5歳であり、これから先のまだまだ長くあるはずのアンさんとの未来が常に綱渡りだという最悪の宣告でした。

入院費と治療費

この日の処置分は退院時にまとめて精算します。と言われたので、この日はお財布を出す事なく1人で軽いリュックキャリーを背負って帰ることになりました。

この記事も長く長くなってしまったので、次の入院中や面会時の状態の記事と併せて、改めて更新します。

最後に、私の辛さと矛盾した現実

いちばん辛いのはアンさんです。

訳もわからず具合が悪くなり、訳もわからず病院に置き去りにされ、最悪の気分のはず。

だから、痛くも痒くもないわたしが嘆くのは違うと頭では分かっていても、現実を受け入れるのはもうここ数ヶ月ずっとキャパオーバーで、なんだかぼーっとしたり、現実逃避したりばっかりしています。

現実逃避といっても、アンさんの現実に目を瞑るわけにはいかないので、アンさん(と双子の保護猫たち)以外のことを全て投げ出しています。

ブログを書くことは、現実を見つめ直すことになるので、正直あまり気持ちの良いものではなく。

でも、記録を残すことはいつかどこかの猫さんの役に立つかもしれないし、未来の私とアンさんの役に立つかもしれない。

人間の記憶力は信用ならないので、なるべくこまめに記録していきたいので頑張ります。

猫のアジソン病は右も左もわからず、情報もなく、ベテラン先生も手探りで、同じ病気の闘病仲間を見つけることも難しいので、だからこそ記録しておきたい。

という感じなので、ちょっと日本語変では?とか、それさっきも書いてあったけど…とかあるかと思いますが、100%完璧を目指すのはやめておきます。

完璧なたまの記録よりも、70点のマメな記録を目指します。

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